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相隣トラブルのあるマンションを売却するときの注意点

窓際に座る女性

年頃だしそれほど器量も悪くない、でもなかなか彼氏ができなくて行きそびれている…。

人間でもこんな悩みがあるように、売却しようとするマンションにも同じような悩みがあるものです。

もちろん、年頃は築年数、器量よしは管理もよくてきれいに住んでいるという意味。

ただ、「なかなか彼氏ができない」すなわち買い手が付かないという部分は、マンション特有の問題が原因だったりします。

その代表的なものが、相隣問題。

一戸建てでも隣近所が原因のトラブルは少なくないものの、壁・床・天井といった「板1枚」で仕切られただけと言っていいような、近距離に他人が住んでいる状況のマンションでは、その頻度や度合いが増えても仕方ないのかもしれません。

とはいえ、マンションを売却しようと言うときに、そのトラブルをそのままにすれば、今度は買主とのトラブルに発展しかねないのです。

そこで、相隣トラブルがマンション売却にどのような影響があるのかをおさらいしながら、どのような対処法があるのかを考えてみましょう。

マンション売却に関係する相隣トラブルとは?

タバコを吸う隣人

最近の相隣トラブルで増えているのが、喫煙問題。

もちろん、分譲マンションの戸内でそれぞれの居住者が行なうことは、それが違法行為に該当しないかぎり、原則として他人がとやかく言えるものではありません。

喫煙に関しても、未成年者喫煙禁止法に定められた20歳未満でなければ、基本的には自由にタバコを吸うことができる権利を有しています。

しかし、2000年以降に健康への関心が高まるなかで、受動喫煙の他者への影響が問題視されるようになり、喫煙場所を制限する動きが活発化。

これによって、街頭や飲食店など不特定多数が利用する場所での喫煙が大きく規制されるようになりました。

本来、マンションでは居室の密閉性が高いため、戸内での喫煙が相隣のトラブルへ発展することはあまりありませんでした。

ところが、健康への意識が高まるとともに、家族のなかでも喫煙への許容が減ってしまいます。

そうなると、喫煙者は戸内を避けるようになり、ベランダで喫煙する「ホタル族」という言葉が流行ったりしました。

マンションのベランダは原則的に専有使用権があるため、所有者(もしくは居住者)が管理・使用する権限を持っています。つまり、そこでタバコを吸うことは自由というわけです。

しかし、受動喫煙への意識が高まるとともに、自由にタバコが吸える管理・使用エリアであっても、副流煙によって相隣へ迷惑を防止する動きが活発化しています。

マンション売却では、その戸内で喫煙するかどうかは買い手の判断によりますが、もし喫煙を嫌う買い手であれば、副流煙が発生する可能性を含めて、購入を左右する大きな要素になると言わざるをえません。

ペットによる鳴き声や臭いの被害も、タバコと同様に増えています。

ペットに関しては、飼育が可能か不可かを決めているマンションも多く、原則的には管理規約に従わなければなりません。

とはいっても、相手が生き物であることから、飼育禁止や飼育数限定という規制があっても、違反行為をすぐに止めさせることはなかなか難しいというのが現実でしょう。

ですが、窓を開けるたびに鳴き声や臭いを不快に感じたり、ベランダに抜け毛が飛んできたりといった実害が続けば、我慢も限界に達してしまいます。

マンションを売却しようと思っても、そうした「我慢しなければならない状況」があることはマイナス・ポイントであることが明らかでしょう。

マンションを売却するときの相隣トラブルの対処法

柴犬

ここでは、相隣トラブルのあるマンションを売却するときに、どのような対処法があるかを、タバコ副流煙問題とペット問題に絞って考えてみます。

まず、タバコ副流煙問題にてしもペット問題でも、売却活動が始まって内覧時に買い手から指摘されるのでは遅いということです。

2つとも、マンション売却を始める前、遅くとも仲介業者を決めて売却政略を決める時点までには、行動を起こしておく必要があります。

ベランダを喫煙所にしている相隣に対しては、マンション管理組合あるいはマンション管理会社に申し入れをします。

ペット問題では、気になっている点(鳴き声なのか、臭いなのか、汚れなどなのか)を明確にして、写真や音声など証明できるものを用意しておくほうが効果的です。

管理規約をチェックして、喫煙やペットに関する規定があれば、少し強く抗議してもいいでしょう。

まとめ

禁煙

マンションの相隣トラブルは、相手に悪気がなくても起きてしまうような、一方的な被害者が生まれてしまうことも多い、やっかいな問題です。

それだけに、被害者側から声を上げなければ、改善される可能性は高くなりません。

マンション売却でこのような相隣トラブルがあれば、もちろん買い手の印象は悪くなり、売却の成功率に大きな影響を生じます。

また、故意にその事実を隠して取引をすれば、買主から取引後に損害賠償などの訴えを起こされることもあります。

ナーバスな問題であるからこそ、売却前に表面化させて、ちゃんと相隣トラブルの発生元に改善の要求をしていることがポイントになるでしょう。

内覧や問い合わせの際に、明示されているその物件の相隣トラブルについて「善処している」ことも伝えれば、マイナス・ポイントであっても買い手の印象を変える可能性が出てきます。

また、明示することで取引後に損害賠償責任へ発展することも避けることができます。

前述のように、相隣トラブルはナーバスな問題なので、くれぐれも怒鳴り込むような直接的な行動は避けるようにしてください。

対処に関しては、マンションの管理会社のフロントを通すか、売却の仲介を依頼した担当者に任せます。当事者が顔を出さないことも、丸く収めるためのポイントです。

逆に、こうしたトラブルを軽視するような仲介業者の担当者は信頼できないので、仲介業者選びの条件に入れておくようにしてください。
【参考】イエウールの口コミ@良い点・悪い点や使い勝手を検証

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