子供が小学校に上がる前に引っ越しできるよう戸建住宅を売却
私が戸建の不動産を売却したときの体験談です。家のあった場所は兵庫県阪神地区で、購入時の価格は1980万円(中古なのでここまで安かったです)。
私が購入時の築年数は4年でしたが、クロスは全てを貼り変えられていたので、内見したときには時は新築のような印象を受けました。
そんな戸建住宅を売却した理由は、土地柄というかその地域環境がよくなかったからです。購入時にはあまりそんなことは気にしなかったのですが、自分はともかく子供が小学校に上がる頃には考えさせられる事が多くなったのです。子供は周囲の環境にどうしても大きく影響を受けますからね。
そこで、費用も含め何度も家族で話し合い、やはり子供への影響が心配ということで小学校に上がる前に、思い切って引っ越しをする決断をしました。
業者任せの売却にはしたくなかったので、専任媒介契約を結びました
売却をお願いしたのはその家の購入でお世話になった不動産業者です。購入した後もいろいろとアドバイスをしてくれたし、困ったことがあればいつでも相談してくださいと言ってくれていたし、さらに仕事も早く信頼もおけましたので、売却手続きをお願いするならこの業者さんかなと真っ先に思ったのです。
なお、業者とは専任媒介契約です。専属専任媒介契約しなった理由は、全てを業者任せにしたくなかったことと、私の個人的な人脈もあったので、もしかしたらその人脈から契約になるかもと思ったからです※。
※ 専任媒介契約の場合は、友人や知人に売るような自己取引であれば、仲介会社を入れなくても契約することが可能です。
自宅売却を進める上で困ったことは引越資金のねん出です
売却にあたっての不安はまずは値段です。誰でもそうだとは思いますが、なるべく損はしたくありませんよね。そのため、購入価格と比べて、どの程度マイナスで済むのかが当時の私のテーマでした。
次に不安だったのは、いつ頃売れるのか?という点です。契約までにかかる時間が長ければ長いほど、生活設計にも響きますし、先が見えないのはやはり不安ですので。
それから、売却を進める上で困った事は資金繰りでした。というのもうちは子供の小学校に進級を控えていたので、早い段階で住所を移す必要があったのです。次の家を購入するにも頭金が必要ですし、いつ売却できるかでその後の選択が変わってきますからね。
売却にかかった期間は3ヶ月です。想定していたギリギリの範囲でしたが、なんとか資金繰りを上手くいきました。なお、希望売却価格は1700万円でしたが、実際の売却金額は1380万円です。希望価格よりは低くなりましたが、資金繰りも苦しかったので、その値段での売却を決断しました。
最後に、これから不動産を売却する人にアドバイスですが、売却はまず査定から入ります。あなたが売りたい希望価格はあくまで希望です。実際に査定が進むと、住環境や建物の状態なんかで最終的な査定価格は希望と誤差がでるものです。
しかし、売値を希望価格から妥協したくないなら、しっかりと期間を設けることが大切です。時間的な余裕があれば、仲介業者の選定から、売却計画の作成まで、じっくりと決めれらるの有利に手続きを進められますし、選択肢も増えます。
家を売却する機会なんて、一生に一回あるかないかです。そのため、家族とたっぷり話し合う時間をつくり、家を売るなら売った後の生活もシミュレーションして、経済的に無理はないか、どの程度余裕を残しておけるかをよく検討して下さい。
実家に帰るとかでもなければ、家の売却後は次の新生活もあるので、考えているよりも大きな費用がかかるものなのです。あとは司法書士や不動産業者、銀行担当者の方々と、よくすり合わせして納得できるようゆっくりと話を進めてください。少しでも分からないことがあれば、わかったフリはせずに担当者にきちんと確認することが大切ですよ。